奈良の秋
(作品No.4 2001/10/19 画紙:maruman S120 絵の具:小学生用不透明水彩)
初めての「奈良オフ会」を開催しました。もともと奈良で高校を卒業した僕は、「この機会を逃す手はない」と、
前日を“自分の日”に当てて懐かしい風景に触れて来ました。オフ会幹事の貴代美さんが夫をほったらかして(笑)、
4時間ほど付き合ってくれたのですが、こんな素敵なポイントを教えてくれて感謝してます。
観光客はほとんど来ない、知るひとぞ知る「勝間田池からの薬師寺絶景」です。
西塔の左には若草山が見えます。
(作品No.5 2001/10/19 画紙:maruman S120 絵の具:小学生用不透明水彩)
この場所もおそらく観光客は知りません。貴代美さんの幸せな家庭のすぐ近く、見事なポイントです。
毎日彼女が眺めてる風景・・・どうですか、これ、お礼になりますか?
実は橋と薬師寺の間に民家が数件あるのですが絵描きの特権でカットしました。ごめんね住民。
ちなみに左の西塔は金色の水煙、右の東塔は青銅の水煙を持ちます。
(作品No.6 2001・10・20 画紙:maruman S120 絵の具:小学生用不透明水彩)
さて、20日の14:30、待ち合わせに30分余った僕は、東大寺をスケッチしてみました。
大勢のスケッチ隊がいて、居心地が良さそうだったんで、「すいません、ここ、お邪魔していいですか?」
と、初老のご婦人の横に座って静かな30分だったのです。この絵の前にはとても綺麗な池があったのですが
描いてるうちに入らなくなってしまいました。いいんです・・トリミングです(爆)。
しばらくすると変なおっさんが僕の肩をたたき「ええね、ええよ!」
このグループの先生だと気がついた僕は、「すいません乱入して・・」と言うと
「ええやんか、仲間が多いほうが絵は楽しいわ!」と先生。
ああ、お絵かきばんざい!
(作品No.7 2001・10・20 画紙:maruman S120 絵の具:色鉛筆&小学生用不透明水彩)
大仏殿で待ち合わせたオフ会メンバーは、その後“幹事貴代美”さんにくっついて談笑しながら、
奈良公園を散策しました。そしてShinichi君と大柴君がミニLiveをしてくれる「浮見堂」へ。
音楽を聴きながら絵を描いたのです・・・いいでしょう。秋を堪能しました。
ホントはこの絵の右端にはShinichi君の姿が描いてあったのですが、ほんとに僕がへたくそで、
まったくカッコつかなくて削除しました。ごめんねShinichi君。君の声も姿も僕の心にはしっかり残ってます。
このわずか30分後「どん!」と音を立てて日は暮れて・・まさしく「秋の日はつるべ落とし」でした。
そのあとの大柴君・・寒い中Liveありがとう。
(作品No.8 2001・10・20 画紙:maruman S120 絵の具:色鉛筆&小学生用不透明水彩)
オフ会のメインイベント「鍋屋敷」での愉快な飲み会の後、みんなそれぞれの“巣”に帰って行きました。
この旅を噛みしめたかった僕は、一人で近くの「藤田ホテル」の「OldTime」に・・。
一日の〆として一杯の酒を求めました。
「マスター、超ドライなマティーニつくってくれるかな」
「超ですか、はい。・・・そうですか・・・30年ぶりの奈良ですか」
ほどなくして出てきたドライマティーニ
「マスター、お名前は?・・・羽場さん?・・・羽場さん 今 絵を描いていいかな?・・・羽場さんのお酒。」
「どうぞどうぞ、お気に召すまで・・ご覧のように店はがらがらですから・・ははは」
まさに至福の時間だったのです
「あ、オリーブは・・このの赤が大事ですよ。
あと、どうですか、このボトルも入れてやってください。これでマティーニは完璧です」
と嬉しそうなマスター
「なるほど!」
中心に赤を添えるとオリーブは急に活き活きとしてきたのです。
こんな時間を過ごすのは何年振りでしょう。
どんどん気持ちが澄んでゆくのが快感でした。
明日はまた労働の日です。
お休み 我が心の奈良
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