「黒根岩風呂」



(作品No.37 2002/5月 画紙:WHATMAN F6 絵の具:HOLBEIN)


連休の混雑を避けて早めに休みを作り、一泊旅行で東伊豆・北川(ほっかわ)温泉への小旅行。
伊東の少し南に、数メートル先まで波が打ち寄せて来る、知る人ぞ知るこの露天風呂があるのです。
もう一つ素敵な事はこれは混浴であること。女性はバスタオル着用OKと言う事もあり、実に混浴率が高いのです。
なーんだとバスタオルか・・と嘆いてはいけません。この日も6組ほどの家族連れや恋人達で賑わい、、
見ず知らずの人たちと話を楽しみ、海を楽しみ、湯を楽しみ、心の洗濯をしたのです。

さて絵ですが、思い出の為に描きましたから、僕の目標とする「語る絵」にはなってないと思います。
これは記念の絵です。絵画性やアートは追求してません。
とは言え今回設定した自分の目標は、打ち寄せる波の崩れる波頭と、
お湯の面と透けて見える底の二十構造の表現。それと春らしい柔らかな海。
海には予め薄い黄色を塗っておき、要所ゝにブルーを入れました。
透明水彩はその結果、淡い緑の味わいを演出してくれるのです。
「ひねもすのたり・・」の海です。

風呂と波の間の海岸、風呂を取り囲む岩などが未完成ですが、いつ仕上げるかは解りませんのでアップします


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