冬景色
「やわらかな雪原」
(作品No.9 2002・1月 画紙:maruman S120 絵の具:小学生用不透明水彩)
初めての雪景色です。水彩画では一般的に白の部分に白の絵の具を使わない・・・らしい・・多分(笑)。
そこで僕もこの絵では雪の部分には白を塗らずに画紙の白を利用してみました。
遠くに見える山の雪も、枝に積もった雪も同じですが、細かい部分の白は削って下地を出したりしました。
空のグラデュエーションはウェットオンウェットと言う技法を知ったのでトライしましたが、、
誰に教わったわけでもなくNETで勉強しながらの“想像”なのでまだよく解りません。
でも、初めての雪景色にしてはまあまあかな・・・と自己満足です。
静かな冬の空気が好きです。
冬は蓄えが試される季節です。
“次に向かう勇気と自信”を考える季節です。
生き物の力がわかる季節です。
まさしくこの時期 僕は“冬”に立っていた
「喜びも悲しみも」
(作品No.11 2002・1月 画紙:maruman S120 絵の具:小学生用不透明水彩)
晴れた雪原の向こうの浅間山。
これは水彩のの“掟”を破り浅間山の煙と雲に“禁断”の白い絵の具を使いました。
雲や煙は難しいです。重ね塗りの油絵が羨ましい・・。
浅間の噴煙は少ないのですが、雲と一体となってこの景色になるまで30分待ちました。
浅間山はいつも凛として僕をいさめるように語りかける。
「今日の君は去年と違う悲しみで僕を見てる。明日はまた違う気持ちで僕を見るだろう。君はいつも違う心で僕を見る。
僕は君が心配だよ。大丈夫かい?」・・・と。
「・・・なんとかなるさ・・・なんとか・・・ありがとう」
僕の喜びも悲しみも全部見てきた浅間山です。
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